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歯の豆知識⑥|鴻巣駅の歯医者なら、やまぐち歯科医院|歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科

歯の豆知識⑥

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今回の歯の豆知識のテーマは「親知らず」についてです。

親知らずとは、前から数えて8番目の最後の歯のことを言います。
永久歯が生え揃った後20歳前後に生えてくることが多く、歯ぐきの中で横になってしまい出てこない場合(水平埋伏歯)もあります。また、親知らずは生えるスペースが少なく、真っ直ぐ生えてくることが少なかったり、歯並びが悪く上下で噛み合わせていないことが多く、周辺に歯ブラシが届きにくいので虫歯になりやすく、痛みを引き起こすこともあります。そのため、虫歯菌の温床になってしまったり、何度か腫れたりを繰り返していると抜歯をすすめられることも多い歯になります。
また親知らずが右下、左下の顎で横向きに生えている場合、手前(隣)の臼歯をおして歯列を悪くしたり、むし歯・歯周病にさせてしまう場合もあるため、抜いた方が好ましいのです。

親知らずは必ずしも抜かなければいけないということはありません。
ただ、上下で噛み合っていないと歯の役割を果たしていませんし、レントゲンなどで撮影した時に真っ直ぐ生えることも少なく、横向きに倒れて生えること(埋伏歯)もあり、汚れが残りやすいことから歯周組織が炎症を起こして歯肉(歯ぐき)が腫れて膿んでしまい、痛みを引き起こす原因にもなりやすい歯です。現代人は顎も小さくなり、親知らずが口腔内にある必要性はほとんどないと言えます。
歯としての機能をあまり果たしていなく、お口にとって長い目で見た危険性やデメリットが多い場合には抜歯をすすめられることが多い歯です。親知らずの治療をした方がいいかどうかは、一度歯科医師に口腔内をチェックして、治療内容を確認していただくのがよろしいかと思います。

あと妊娠中の場合には、できれば親知らずの抜歯は避けたいところですが、少なくとも安定期に入ってからがいいかと思います。その場合の局所麻酔は大丈夫ですが、抜歯治療時の痛み止め、炎症止めの鎮痛剤などの薬は注意が必要です。予防法としてなるべくは、腫れないように日頃から歯科衛生士による歯肉炎、歯周病の予防ケア(歯周治療)と皆さん(自分)での歯垢をキチンと取り除く歯磨きが大切となります。予防的に普段から歯科医院へ通って、虫歯治療を事前に終わらせるようにしましょう。

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