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歯の豆知識④|鴻巣駅の歯医者なら、やまぐち歯科医院|歯科、小児歯科、口腔外科、矯正歯科

歯の豆知識④

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今回の歯の豆知識のテーマは「口臭」についてです。

口臭は「生理的口臭」と「病的口臭」に分かれます。

「生理的口臭」はどなたでもある自然の口臭です!

朝起きたときの口臭が気になるのはこれに当てはまります。
特に寝ている時に口呼吸をしている場合は、歯肉が炎症を起こし歯周病となったり、口腔内が乾燥しますので口臭が強くなりやすいのです。また睡眠時は唾液分泌量も減少しますのでどうしても臭いが出やすくなってしまいます。
そのほか口呼吸をしていると細菌が直接入って来て免疫力が下がり風邪やインフルエンザなどにもかかりやすくなってしまいます。
他では扁桃腺肥大、睡眠時無呼吸症候群、鼻づまり、いびきなど他にもあり、なるべく鼻呼吸にすることが大切です。鼻は入って来た細菌を防ぐフィルターの役割をしてくれたりします。新型コロナウイルスの感染予防にも口臭を抑えることにも鼻呼吸は効果的です。
他では空腹時の口臭、または緊張した状態でも、唾液の分泌が少なくなり口臭は出てきます。

 

一般的な口臭の大きな問題は、「病的口臭」です!

胃腸など消化器系の病気、口の中では、虫歯、適合の悪い被せものをしている場合がありますが、こうしたいろいろな病気のなかでも、もっとも口臭の原因となりやすいのは、歯周病です。
歯周病治療をすることによって、口臭を抑えることが出来ることが多いのです。
虫歯で穴が開いており、歯茎が腫れている人は、たいてい口臭があると感じます。
歯科医院できちんと歯科治療、歯周治療をすることによって、口臭を大きく改善し抑えることが出来ます。

 

歯周病とは、字のごとく「歯の周りの病気」です。

歯の周りには、歯肉に覆われた歯周ポケットが存在しています。
歯周病が進行していくと、どんどんこの歯周ポケットが深くなっていきます。そこに歯垢や歯石が溜まってしまうのですが、これは通常の歯磨きでは落ちません。
この溜まった歯垢などをエネルギーとして、硫化水素やメチルメルカプタンなどを含む歯周病を引き起こす細菌が口臭の原因となるガス(揮発性硫黄化合物)を生成します。これが、歯周病による口臭の原因です。歯周病の進行により歯垢や歯石が溜まってしまうことは、口臭の原因物質となる細菌が臭いを出し続けるための最高の環境を与えてしまうことになるのです。

虫歯が進行し、虫歯菌が歯の根っこまで到達してしまうと、その先の歯周組織が膿んでしまうことがあります。そうなると重度の歯周病と同じように、膿による口臭に悩まされることとなります。
また、保険診療にて取り付けた古い金属の詰め物や被せ物も、歯垢が詰まったり虫歯が再発するリスクが高く、それらが口臭の原因となっている場合があります。

こちらはいわゆる生理的口臭の原因となるものです。
舌苔とは、舌の表面についた白い苔のようなものです。これは何かというと、様々な細菌や食べ物の残りかす、ご自身の口腔内の古い細胞などが舌に付着したものです。舌苔がない人はいませんが、増殖すれば口臭を引き起こします。

 

増え過ぎてしまう原因として、食べ物をしっかり噛んで飲み込んでいないことと、唾液の分泌が少ないことが挙げられます。人は食事の際に食べ物をしっかり噛んで飲み込むことにより、知らないうちに舌を綺麗にしています。
また、しっかり噛むことに伴う唾液の分泌も重要です。唾液は舌を綺麗にするだけでなく、口臭の原因となる細菌の活動を抑制する効果もあります。寝起きの口臭が気になるのは、寝ている間は唾液の分泌が少ないため、細菌の活動が活発になっているからです。

 

口臭の原因となる歯周病や虫歯の発生を抑えるためには、朝昼夜の食後の歯磨きが大切なのです。その中で最も大切なのが、夜の寝る前の歯磨きで歯だけでなく、歯肉、舌苔などの汚れを取ることも大切です。夜は殺菌性のある唾液が減ることもあり、歯周病菌、虫歯菌が増えます。また歯間ブラシやフロスも効果的です。
また、鼻を使わずに口だけで呼吸している方ですと、寝ている間に口の中が乾いてしまい状況は悪化しニオイが出てしまいます。そのため寝る前にはしっかりと口の中を綺麗にしておいて、細菌のエネルギーとなる食べかすなどをなくす必要があるのです。
朝は、夜のうちにどうしても細菌が繁殖して、増えているため、口臭が気になる場合があります。しかし、朝も夜も繰り返し綺麗にすることによって、口臭を抑えることが出来るようになります。

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